留学キャンセルの概要
海外への留学は、年間に200万円から400万円程度かかります。
この費用の中には学費の他に、航空券などの交通費、ホームステイや寮費などの滞在費用、また海外保険やエージェントへの手数料などが含まれていますが、場合によっては想像以上に費用がかかるためにキャンセルしたいというケースもあります。
留学をキャンセルすることは可能です。
しかし、キャンセルするとキャンセル費用がかかることが多いため注意しましょう。
キャンセルするタイミングによっては、留学した場合とほとんど変わらないキャンセル費用が発生することもあります。
例えば学費に関しては、入学金は一度振り込んだら返金されることは稀です。
つまり、キャンセルしても払った分は戻ってきません。
ホストファミリーへの迷惑料としてキャンセル料がとられることもありますし、留学エージェントへの手数料に関してもキャンセル料が発生することは多いです。
こうして様々な項目ごとにキャンセル料が発生するわけですが、直前になればなるほどキャンセル料は高額になります。
早い段階でキャンセルすれば各方面にそれほど迷惑がかかるわけではないため、2万円~3万円程度のキャンセル料で済むことが多いです。
しかし直前になってのキャンセルとなると、数百万円かかってしまうケースが少なくありません。
留学キャンセルにおけるメリット・デメリット
費用面で負担が大きな留学キャンセルですが、メリットもあればデメリットもあります。
1つ目のメリットは、キャンセルが可能という点です。
留学に申し込んだら法的に行かなければならないわけではなく、どのタイミングでもキャンセルできます。
ただし、キャンセルのタイミングによってかかる費用の金額が大きく変わるだけです。
2つ目のメリットは、早い段階でキャンセルすれば費用はそれほどかからないという点です。
行く気満々で申し込み手続きをある程度進めたけれど、やはり経済的な都合で行けなくなったとか家庭の事情で難しくなった場合、待てば待つほどキャンセル料は高くなるため、できるだけ早い段階でキャンセルするのが得策です。
それでは、留学キャンセルにはどんなデメリットがあるのでしょうか?
それは、キャンセルは無料ではないという点です。
どのような留学でも、受け入れ先や滞在的では準備をしてくれます。
もしも自身がキャンセルした場合、他に参加したいという人の受け入れが難しくなって迷惑がかかることもあるでしょう。
キャンセル料は、そうした迷惑料も含まれているのです。
行かなければ費用は一切かからないという留学は、残念ながらありません。
留学の申し込みや手続きをする際には、まずその点を理解することが大切です。