大学ごとに願書の受付期日はバラバラ?

アメリカの大学では、それぞれ願書の受付期間が異なる他、出願形式も異なります。
願書を提出する際には、受付期間が比較的早いEarly DecisionやEarly Actionに加え、比較的遅い時期でも出願できるRegular Decisionなどがあります。
基本的には出願の際に必要となる書類の種類は変わりませんが、出願形式ごとに合格率は異なります。

レギュラー、アーリー、ローリング・アドミッションの違いとは?

大学へ願書の受付をする際には、願書受付開始日は出願形式によって変わることは少ないですが、締切日は出願形式ごとに異なりますので注意してください。
アーリーと呼ばれるEarly DecisionとEarly Actionは、必要書類を全て揃えた上で、10月~11月当たりの締切日までに提出しなければいけません。
合格発表は早く、12月~1月ぐらいに行われます。
Regular Decisionの願書締切日よりも前に合格発表が行われることも多いです。

Early DecisionとEarly Actionには、願書の提出時期は同じ事が多いものの出願形式は異なります。
Early Decisionは、合格したら必ずその大学へ進学しなければいけないというルールがあります。
他の大学へも願書を出すことは可能ですが、複数の大学へEarly Decisionの願書を提出することはできません。
どうしても行きたい第1志望の大学に対しては、Early Decisionで願書を出すことによって合格率を高められるというメリットがあります。

一方Early Actionは複願形式で、複数の大学に願書を出すことができ、複数から合格通知を受け取ったらその中から進学先を自由に選択できるという自由度があります。
とりあえずどこに合格するか複数へ願書を出し、合格したらその時に進学先を考えたいという人はEarly Actionが良いでしょう。

Regular Decisionは、Early Actionのように複数へ願書を提出し、合格通知を受け取ってから進学先を選択できるという自由度があります。
Early Actionとの違いは、願書提出の期限が早いか遅いかというだけです。
願書提出のために必要な書類が早い段階ですべてそろっているなら合格率が高めのEarly Actionがおすすめですが、書類の取得に時間がかかってしまう場合やアーリーでは全滅だったという場合には、Regular Decisionで願書をすると良いでしょう。

合格発表の日時は、大学によって異なります。
日本の大学のように一斉に合格発表の日時を決めて行う大学もあれば、願書を受け付けた順番に随時行う大学もあります。
随時合否を決める大学では、早く出願した人は他の人が願書を提出するよりも前に合格通知を受け取れるというケースも少なくありません。
これを、Rolling Admissionと呼びます。