リスニングの勉強方法

IELTSのリスニング部門は、約40分間の試験時間の中で40問が出題されます。
問題形式は選択問題や組み合わせ問題など比較的取り組みやすい形式もありますが、文章を完成させたり記述式の問題などもあるため侮れません。
どのセクションにおいてもリスニングの音声は何度もリピートしてもらえないため、一度聞いてしっかりと聞き取るスキルが求められます。

リスニングの勉強方法としては、IELTSの特徴の一つでもある各国のアクセントに慣れておくという方法が効果的です。
TOEFLはアメリカ英語が中心ですが、IELTSの場合にはイギリス英語を中心として、オーストラリアやインドなど世界各国のアクセントや訛りのある英語が多く出題されます。

リーディングとライティングの勉強方法

リーディングの試験時間は60分で、紙ベースもしくはコンピューターベースとなります。
問題数は40問ですが、800文字から900文字ぐらいの文章題が13問から14問程度出題され、読みながら素早く解答しなければいません。
素早く英語の文章を読めて意味を理解できるスキルは必要不可欠ですし、単語を見て文章の内容を簡単に予測できるボキャブラリ力も必要です。

ライティングセクションも、試験時間は60分ですが、こちらは大問2問でエッセイを書く形式となっています。
勉強方法としては、英文を構成できる事だけでなく言いたいことを起承転結にまとめて英文で正しく表現できるか、また語彙力などもチェックされます。

スピーキングの勉強方法

IELTSのスピーキングセクションは、試験官と1対1の面接形式で行われます。
試験時間は約15分ぐらいと短いですが、ただ会話をするだけではなく、3つのパートに分かれていてそれぞれが採点されます。

1つめのパートは、自己紹介です。
本人確認も含めて行われるもので、名前と簡単な自己紹介をします。
あらかじめ準備できる部分なので事前に練習しておきましょう。

その後、一般的な会話から始めます。
トピックは自分のことや家族のことなどが多いですが、面接官が出題するトピックに関して簡単な会話をします。
一方的なスピーチではなく対面での会話なので、面接官からの質問に答えながら試験が行われます。

2つ目のパートは、トピックに関してのスピーチです。
タスクカードと呼ばれるカードを渡され、そこに書かれているトピックに関して自分なりにスピーチを行います。
英語で意見を述べる際には、起承転結を意識すると高評価です。

3つ目のパートは、ディスカッションです。
直前のスピーチの内容に基づいて、面接官がいくつか質問をしてきます。
それに対して自分の意見をしっかり述べるという形式の試験となりますが、意見の内容や真偽よりも、モジモジせずにはきはきと自分の意見を言えることが大切です。