外国の病院のイメージ

海外旅行保険の内容

「さっきまでここに置いていた荷物がない!」「具合が悪くなったけれど、病院はどうすれば?」海外留学するとなると、日本と違い安全でない国も多く、事件に巻き込まれたり、想定外の状況に遭遇するかもしれません。
そんな時に役立つのが、海外旅行保険です。
この記事では、海外旅行保険の内容やメリットデメリット等を紹介します。

留学するならば、海外旅行保険に加入必須の国もあり、海外でのトラブルを補償してくれます。
保険会社によって補償内容は違い、クレジットカード付帯の保険、さらには保険会社提供の保険があります。
保険には付帯保険と利用保険があり、付帯保険は加入と同時に付帯する補償内容であり、利用保険は海外渡航に交通機関を使う、その会社のサービスを使うなどすると付帯します。

クレジットカード付帯の保険

カードを作成すれば、自動的に付帯することが多く、手軽です。
渡航するたびに加入する必要もなく、手続きも必要ありません。
保険会社の商品と比べると、90日間の滞在まで補償など、その期間が長いことが多いです。
ただし、補償内容は手厚いとは限らず、盗難保険のみ、病気の治療補償は数十万円までなどのこともあります。
ちなみにカードのグレードがゴールドなどになれば、より手厚い内容となります。

保険会社の保険

保険会社が単体で販売している保険であり、旅行時に加入しないとなりません。
補償期間は短いことが多く、長くするとそれだけお金がかかりますが、補償内容は手厚いです。
基本は病気での治療の補償は無制限、賠償補償も1億円以上のことが多いです。
また、24時間無料の日本語サポート窓口もあり、いざというときに日本語で頼れます。
これは、カード付帯の保険にも設けられていることがあります。

保険の補償内容

保険に加入するならば、そのクレジットカードを作るか、または保険会社で加入します。
それぞれ一般的には、以下のような補償があります。

病気や怪我の補償

病気や怪我になったときに、その治療費を補償限度額までまかなってくれます。
保険によって、一時的に立て替える場合と、立て替え不要の保険があり、その保険はどのようになっているのか調べておいた方が良いでしょう。
日本では健康保険があるので、医療費は3割負担ですが、海外の治療費は高いです。
例えばアメリカで歯医者に行くと、1回に10万円以上かかることも珍しくありません。
海外に行くなら、保険加入は必須と言えるでしょう。

賠償補償

渡航先で他人の物を壊すなどしたときに、補償してくれます。
これは物損にも人損にも適応され、ホテルの備品を壊してしまった、友達とスポーツをしていて怪我をさせたなどあります。
場合によっては、数千万円単位になることもあるので、この補償も付けた方が良いでしょう。

交通トラブルの補償

飛行機の機内
飛行機が遅延してチケットが使えない、余計な滞在費が発生したなどのときに、その損失分を補償してくれます。
海外留学だとあまり必要ないかもしれませんが、飛行機などを多く使うならば、この補償も付けても構わないでしょう。

盗難保険

留学先で、自分の持ち物を盗難された、または壊されたときに、補償されます。
海外では盗難も多いので、この補償は役に立つことが多いです。
ただパソコンに入っているソフトウェアなど、形のない物は、パソコンを盗まれても、本体代金分しか補償されません。
盗難に遭ったときは、まずは警察に盗難届を提出し、証明書をもらって、それをもって補償申請をします。