家族に留学を反対される

留学にはお金がかかりますから、保護者の支援なしに一人でやりきるのはなかなか難しいものです。
もちろん、資金集めから手配まで一人ですべてやりきったという人もいるかと思いますが、なかには親や家族に反対されて留学できないと悩んでいる人もいるのではないでしょうか。

日本から遠く離れた外国の地で、家族と離れながら暮らし学びを得るのが留学です。
一人でやっていけるのか、ホストファミリーとうまく暮らせるのか、何かトラブルに巻き込まれるのではないか、治安はどうなのかと、家族がついていけない以上、心配するのも分かります。
かといって、反対されたから留学を辞めるというのも、理想の選択ではありません。
保護者や家族をしっかり説得し、皆が納得した上で留学をするのが理想的な状況ではないでしょうか。

どうして反対されるのかを知ろう

まずは、どうして家族が反対するのかをしっかり知るところから始めましょう。
保護者や家族も、感情だけで反対しているのではなく、きちんと調査を行ったうえで反対をしている可能性だってあります。
反対理由によっては、自分では気付けなかった「危ない点」を知ることができるかもしれません。

よくある反対の理由のひとつ目は、留学先の国の治安によるものです。
何か事件やトラブルに巻き込まれたとして、自分に不利にならず解決できるかは日本にいても難しいケースがあります。
まして外国語で警察を味方にできるのか、周りに助けを求められるかは、現地で助けられない家族が心配しても仕方ありません。

二つ目の主な反対の理由は、経済的な面によるものです。
留学先や方法によっては、留学中のアルバイトができる場合とできない場合があります。
できない場合、資金面はすべて自分で貯めたお金か保護者などの支援によって賄う必要があります。
家庭の経済状況によっては、留学を反対されるのもやむなしと言えるケースがあるでしょう。

家族を説得するポイント

お金がないという理由で留学を反対されているのなら、奨学金や支援制度を調査しましょう。
穴場の国であれば低価格で留学を行える場合もありますので、そのような国を選択肢にいれるのも案の一つです。
治安による心配については、いざというときに頼れる施設を共有しておくと安心させられるかもしれません。
例えば、留学する都市の警察署や日本大使館先を共有しておけば、いざというときお互いここに連絡しようと約束できます。

何はともあれ、反対する家族を説得してでも留学に行きたいと思うのであれば、絶対に留学しておくのがおすすめです。
自分の熱量がどれくらいなのかを把握し、家族の心配する感情もないがしろにしないで済む説得を試みましょう。