メキシコ留学の特徴
古くから文明が栄えており、おいしいメキシコ料理を堪能できるメキシコは、スペイン語が公用語の国です。
そのため、日本からの留学先としては意外な穴場となっています。
すぐ隣にあるアメリカへの留学と比較した場合、メキシコ留学は経済的に大きな魅力があります。
メキシコ留学には、1か月の短期留学から1年間の留学まで多種多様な期間があります。
1か月の留学ではかかる費用の目安は30万円~50万円程度ですが、1年間の留学になると費用は150万円~300万円程度です。
メキシコは物価は安い国ですが、日本からの渡航費が高いためその点が留学費用を高くしていると考えられます。
もしも渡航費を安く抑えるなら、秋から冬にかけての短期留学を選ぶのが良いかもしれません。
閑散期なら、片道10万円程度で航空券を購入できます。
メキシコ留学にかかる学費は、語学学校に通うのか、それとも大学に通うのかによって大きな差があります。
月額1万円程度の学校もあれば15万円程度かかるところもり、ロケーションや公立・私立によっても大きな差があります。
滞在費に関しては、大半の留学生は学校が指定した宿泊施設に滞在します。
ひとりでアパートを契約するケースは少ないものの、自由な生活を謳歌したい人ならシェアルームを利用できます。
メキシコ留学のメリット
メキシコ留学のメリットは、欧米への留学と比較してリーズナブルだという点があります。
渡航費が割高ですが、滞在費や生活費はそれほど高くはありませんし、食事や地元の人が足を運ぶ屋台などを利用すれば安く抑えられるでしょう。
またメキシコの公用語はスペイン語のため、メキシコ留学をすればスペイン語を学べるというメリットもあります。
スペイン語は世界中で最も話されている言語で、世界中で高いニーズがあります。
メキシコ政府が提供している奨学金を利用することで学費を安く抑えられるという点も、メキシコ留学のメリットです。
必ず全員が利用できるわけではないものの、トライする価値は十分にあるでしょう。
またその他にも、スペイン語やメキシコ文化コースを専攻する人なら日本が運営する戦略的グローバル・パートナーシップ研修計画というプログラムを利用することも可能です。
ちなみにこうした奨学金に関する情報は、外務省やメキシコ大使館のサイトでチェックできます。
メキシコ留学のデメリット
メキシコ留学のデメリットは、治安の悪さです。
留学先として人気のカンクンやプエプラは比較的治安が良いので安全ですが、郊外に行くと治安が悪い場所や、観光客を狙った誘拐や殺人などが頻繁に起こります。
そのため、空いた時間を利用してメキシコ国内を幅広く旅行することは難しいかもしれません。
また、メキシコの公用語はスペイン語のため、留学前に最低限のスペイン語スキルが求められる点もデメリットと言えます。