留学中のバイトは制限がある
「もう少し自由に使えるお金が欲しい、けれど留学先でアルバイトをしていいの?」この記事を読めば、そういった疑問が解消されます。
留学中は、アルバイトして稼ぎたいという学生もいるでしょう。
しかし学生ビザによって、海外に行き留学するとなると、その名目は勉強のために海外に行くことになります。
このために、厳密に言うと、留学中のアルバイトは許可されません。
ただ国によっては、限定的にバイトを許可していることもあります。
これは、その留学先で学ぶ学校内であれば、バイトしても良いということになっています。
そのために、留学先でバイトしたいとなると、まずはその国でバイトを許可されているか調べ、構内でのバイトを探します。
ちなみに、学校外でバイトすると、不法就労となり、見つかるとその国から強制国外退去となり、入国ができなくなります。
フィリピンやマルタなどでは、原則就労は禁止となっています。
国別バイトの対応
アメリカ
大学のキャンパス内以外のバイトは禁止です。
学業に支障のない範囲で、週に20時間までのバイトが認められています。
カフェテリアや図書館などで働くことが可能であり、教授の補助の仕事もあります。
カナダ
同じく週20時間までのバイトが認められます。
語学留学だとバイトはできませんが、学業を学ぶための留学だとバイトが可能です。
フルタイムの学生であるなどであれば、学校外でもバイトが可能です。
オーストラリア
学生ビザを持っていれば、2週間で40時間までのバイトが可能です。
他の国と違い、学校以外でも好きにバイトをすることが可能となっており、学生ビザさえ持っていれば働けます。
語学留学でも通常の留学でも働けます。
ニュージーランド
学生ごとに審査が行われ、カテゴリー分けされます。
その中でカテゴリー1にランクする学生のみ、週に20時間まで働けます。
アイルランド
政府公認の学校に入学し、一定の条件を満たすと、週に20時間働けます。
語学留学などでも働くことができます。
イギリス
学生ビザを持っている方は、週に20時間のバイトが認められます。
国ごとに以上のような決まりがあり、国によって、自由に働けるところ、学校内のみ就労が可能な国があります。
どこで働くかについては、留学期間中長く働けるように自分の興味のある仕事を探すといいでしょう。
語学力が求められる場面はどの国においてもありますが、会話が少ないベッドメイキングの仕事もあれば、簡単な日常会話ができれば接客の仕事ができます。
語学学校に通い堪能であれば留学先の企業で働くこともできますし、製菓の専門学校の学生であればフランス、パリのパティスリーでパティシエもできますね。
海外に行くなら、語学も学ぶ意味も込めて、英語を使って仕事をする場所で働くと語学も身につきます。
バイトは、多くの国で週に20時間となっており、フルタイム40時間の半分です。
そのためにフルタイムでのバイトは、学生ビザではできません。
ワーキングホリデービザだとフルタイムで働ける国もありますが、このビザを発行していない国もあります。
また、ビザでの就労に関する規程は、変更されることもあるので、留学先の国の規程を事前に一度調べておいた方が良いでしょう。
学生ビザに対する扱いが、徐々に厳しくなっている国も出ています。