学生ビザは各国で対応が違う
留学するには学生ビザが必要となると何となく分かる人は多いですが、どのように取得すればいいかわかりにくいものです。
国ごとに学生ビザの要件は違い、それぞれの国での違いを紹介します。
学生の方が海外留学して、短期間滞在するとなれば、観光ビザか学生ビザが必要となります。
ビザはパスポートと違い、その国の大使館に発行を申請します。
日本から申請を行うか、またはその国で行うかどちらかが可能であり、発行にはお金がかかります。
アメリカ
滞在期間が90日以上で、毎週の授業時間が18時間以上の方は、ビザが必要です。
学術機関で学ぶときは学生ビザ、その他の場所で学ぶときは専門学生ビザが必要です。
カナダ
滞在期間が6ヶ月を超える場合は、必要です。
オーストラリア
観光ビザまたは学生ビザが必要です。
イギリス
6ヶ月未満だと短期ビザ、6ヶ月以上だと長期ビザが必要です。
これらは切り替えることができないので、最初にどれぐらい滞在するか決めてから、必要なビザを取得します。
他にもドイツなどのヨーロッパや、中国などのアジア、それぞれの国で必要となる規準が違います。
GTEが必要
学生ビザを申請するときは、多くの国で、GTEが行われます。
これは、Genuine Temporary Entrantの略であり、どんな目的で留学するのか、ビザ申請者から作文のような方で聞きます。
書類に必要事項を記入し、大使館に提出し、ビザ取得が可能かどうか審査されます。
- 勉強名仕事など今何をしているのか(勉強または仕事など)
- 過去6ヶ月分の経歴記載
- 帰国後の予定やキャリア計画
- なぜ留学を選んだのか
- なぜ海外での勉強を選んだのか
- 留学費用はどのように確保するか
- 家族の経済状況
一例としてこのようなことが聞かれ、10項目ほど聞かれます。
ちなみに、GTEの申請は日本語では行えないので、英語を使って書きます。
ただ英語が苦手な方は、翻訳家に依頼した英文と、日本語の併記が認められています。
より具体的に答えないとならず、この回答を甘く見ていると、申請が却下されます。
- 嘘をつく
- 留学資金が少ない
- 帰国の意思が薄く不法滞在しそうだ
このような方は、申請が却下されやすいです。
特に滞在費用をみられるので、残高証明書では、多めに金額を用意しておくと良いでしょう。
もしも留学をするならば、GTEまでサポートしてくれる会社を選ぶとスムーズに申請と発行がいきます。
またアメリカのように、国によっては、ビザ申請者と在日大使館で面接を必ずするような国もあります。
申請条件
一例として豪州での学生ビザ申請条件を記載します。
他の国でもほとんど条件は変わりません。
- 十分な留学資金がある
- 入学先が政府が認定する学校である
- 学生ビザの内容をわかっている
- 認定校から入学許可書を発行してもらう
- 健康である
- 海外留学保険に加入する
ビザの規則は、出席率を80%以上にする、フルタイムコースに出席する、平均以上の成績を取るなどあります。
申請には、パスポート、入学許可番号、海外留学保険証、eVisa申請時はクレジットカードが必要です。
ビザ発行には20日ぐらいかかり、留学前の3ヶ月や4ヶ月前から申請できます。
ちなみに学生向けのビザなので、30代など年齢が高くなると、作成が難しいです。