留学先なのに日本人とばかり付き合ってしまう
留学というと、自分一人で異国の地で学ぶイメージが強い人もいるのではないでしょうか。
実際、学校からグループで留学を行ったり、現地に他の学校からの留学生がいたりするので、留学先としてメジャーな国を選べば日本人と出会えることは珍しくありません。
日本語の通じない国で、同じく日本から来た人と知り合えるのはとても心強く、留学の支えになったと語る人もいます。
しかし、日本語の通じる日本人とばかり付き合ってしまうと、現地でのコミュニケーションを通じて外国語を学ぶという留学の目的は、そうでない人と比べるとやはり果たしづらくなっていると言えるのではないでしょうか。
日本人同士で交流するのにメリットはある?
日本人同士で交流するメリットも、もちろんあります。
一番大きなメリットは、気持ちが安心できるというものでしょう。
慣れない異国の地で暮らすというのは、馴染みのない文化の中、母国語ではない言語でコミュニケーションを取りながら過ごすということです。
自分の話が上手く伝わるかどうか、相手の話をきちんと理解できているかどうか、留学を始めたばかりだとそんな不安で意識していなくても緊張してしまうものです。
そこで、同じ日本語を母国語とする人と不安や心配を語り合い分かち合うことができたら、大きな安心感を抱けるのは言わずもがなでしょう。
学んだことや知った文化の情報共有もしやすいですし、不安や緊張なく日々を過ごせるだけで、学びに対する心構えも変わってくるものです。
留学先で日本人同士で交流することのデメリットは、外国の文化や外国語を学びに来たのに「もったいない」という点にあります。
ですから、日本人の友人同士で励ましあい、留学に慣れてきたら日本人同士でもその国の言語でコミュニケーションを取ってみるなど、デメリットを打ち消せるような試みをしてみるのはいかがでしょうか。
現地や別の国の留学生と友達になる方法
現地の人や別の国から留学に来ている人と友達になりたいと思ったら、まずは積極的に話しかけることから始めてみましょう。
特に他の国から留学に来ている人であれば、現地の人たちと比べると言語レベルに大きな差はない可能性が高いですし、留学生同士という共通点で盛り上がれる話題はいくつもあります。
「どの国から来たの?」「地元の学校ではどんな勉強をしてるの?」「どうしてこの国に留学するのを決めたの?」など、世間話から始めてみましょう。
それ以外には、サークルや部活、趣味の集まりに参加したり顔を出してみるのもおすすめです。
共通の話題ができれば自然と会話も弾みますから、部活などは自分の好きなものに参加するといいでしょう。