ケンブリッジ英検の概要

ケンブリッジ英検とは、イギリスのケンブリッジ大学が実施している英語検定試験です。
英語力の試験というと、英検やTOEIC、TOEFLなどが知られていますが、イギリスをはじめヨーロッパにおいてケンブリッジ英検の認知度はとても高く、取得していると英語の能力が高いことの証明となり、就職や転職の際にはメリットとなります。

ケンブリッジ英検は、最も難易度が低く英検3級同等レベルのレベル1から始まり、英語を母国語とする学生たちのイギリス国内大学入試機許可の基準となる最難関のレベル5まであります。
受験する際にはそれぞれのレベルに対して申しこみ、結果は合格や不合格かという評価となります。
TOEICやTOEFLではスコアという評価基準ですが、ケンブリッジ英検の場合にはスコアはありません。

ケンブリッジ英検は、毎年6月と12月に開催されています。
日本国内でも受験することは可能で、ケンブリッジ英検公式サイトから受験場所を確認したり受験申込ができます。

ケンブリッジ英検のメリット・デメリット

ケンブリッジ英検には、たくさんのメリットがあります。
1つ目のメリットは、ヨーロッパ圏においては留学や就職の際に高評価の対象となるという点です。
ケンブリッジ英検は世界中で受験できる英語検定ですが、アジア圏だけでなくヨーロッパ圏からも知名度や認知度が高いため、グローバルな就職や転職を考えている人にとっては大きな魅力となるでしょう。

2つ目のメリットは、実践的な英語力をマスターできるという点があります。
ケンブリッジ英検のための準備をすることは、合格に向けて努力するプロセスの中で実践で使える英語力が身につくというメリットが期待できます。

3つ目のメリットは、用途に合わせてレベルを選べるという点です。
レベルが上がるほどに難易度もアップしますが、例えばネイティブを日常会話をするレベルならB2レベルが目標となりますし、イギリスの大学へ留学したいならC1もしくはC2レベルを目指す必要があるでしょう。

4つ目のメリットは、合格に有効期限がないという点です。
たとえばTOEICなどはスコアに有効期限が設けられているため、大昔に獲得したハイスコアを今ここで使おうという事はできません。
しかしケンブリッジ英検の場合には、一度合格したらそのステータスは一生有効です。

それでは、ケンブリッジ英検にはどんなデメリットがあるのでしょうか?
模試でメリットがあるとするなら、ケンブリッジ英検はイギリスの大学及びEU圏への留学にのみ適用されるという点があげられるでしょう。
留学先として人気のアメリカの場合には、TOEFLを受験するように指定されています。
ケンブリッジ英検で代用することはできないため、注意しましょう。